GMT

(The Generic Mapping Tools)


10.見慣れた写真だが…

 下の図、割と見慣れた写真のような気がするが…



 これは2000年 5月24日04UTC(日本時間で午後 1時)の気象衛星ひまわり5号による赤外画像です。 赤外画像というのは雲頂の温度を測った図で、温度の格子データさえあれば、あとは適切なカラーパレットを作って図示できます。 というわけで上がその一例で、見慣れた衛星写真であります。海岸線は、毒々しいけれども赤で示しました。

 右は、同時刻のもので関東附近だけを拡大したものです。霞ヶ浦の南にやたらに白いのがございます。 一部の人は御存知のお話でありまして、この日は2000年度日本気象学会春季大会の初日でありました。 で、この雲はちょうど会場(つくば)の近くを南東に進んでいき、雷雨と雹を降らせてくれたのであります。 おかげさまで筆者などは上野で足止めを喰ったという、憎たらしい雲なのでありました(午前中に学会会場と反対の方向に遊びに行っていたのが悪かったのだが)。

 ps版はこちらこちら、pdf版はこちらこちら、 表示用サンプルスクリプトはこちら(11まで共通・但し然るべき書式のデータが存在していることを仮定)。


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坪田 敦緒 / tsubota@ep.sci.hokudai.ac.jp
作成日 : 2002年 7月 5日